僕が必ず君を守るよ

ただの関西人。

公演前日に台湾行きを決めたヲタクの話

スペック:レベル30になりました、普通の社会人

準備期間:1日

荷物:斜めがけ鞄1つ、機内持ち込みサイズのキャリー1つ(ライブグッズはキャリーに収納済)

装備:マジカルバンド、前日に買ったガイドブック

言語:バリバリの日本語と、片言にもならない英語

渡航歴:15年前の家族旅行以来






■事前準備

<パスポート>
夏休み中に取得済。
オフィシャルでは台湾外れたけど、万が一何かあったときの為にと思って取った。
使わなければ、今後10年以内にどこか海外旅行でも行けば良いと思って。
結果、ここで取ってて良かったことになる。
平日午前中の申請に20分ぐらい、一週間後受け取りに10分ぐらい。所要時間30分。



<持ち物>
前日に慌てて購入したのが、圧縮袋と、鍵(キャリー本体の鍵を無くした為)と、トラベル用の化粧水などを入れるボトルセット。
液体は持ち込めないので最小限に抑えた。
セリアで持ち込めるサイズのボトルセットが売っていたので、必要なものはそれに詰め替えた。
コンタクトの液、日焼け止め、リキッドファンデもアウトだと聞いたので、必要な分だけにした。
当日は、持ち込み荷物2つの制限があるため、斜めがけ鞄に財布やパスポート、キャリーにライブグッズを詰め込んだ。



<ガイドブック>
今回は一人旅で初台湾だったので、一緒に選んでもらって急遽購入した。
市内の地図と、路線図が分かりやすい物。
あとは、台湾の基本情報的なページをしっかりめに読んだ。



<飛行機>
急遽遠征を決めた。公演は翌日。
飛行機がなかったら諦めよう。
そう思っていたけど、探したらある。全然ある。何なら選べるぐらいある。
関空発、桃園空港行き。
帰りも月曜日なら選び放題。
今回は時間と値段の都合で、往復Peachさんにお世話になった。
前日に決めたにも関わらず、たぶん春夏の北海道より断然安い。
今回は一泊したが、台湾からは深夜便もあるので、コンサートの時間と場所によっては日帰りも可能そう。



<ホテル>
ホテルがなかったら諦めなければ…!
ある。普通にある。いくらでもある。どの遠征よりも簡単にホテルが見つかった。
ひとりだったので、台北アリーナから近いホテルにした。
さすがに公演後ひとりでウロウロするのは怖かったので。
東京ドームホテルに泊まるのと変わらない値段だったけど、めちゃくちゃ良いホテルだった。
対応も素晴らしかったし、設備もすごかった。
ただ、シャワーも水道も水圧がすごくて、何回か洗面台をびしょびしょにした。






■当日

<搭乗手続き(関空)>
Peachさんのフライトチェックインは50分前まで。
予定の電車に乗り遅れて、到着がギリギリになるかもしれなくなる。
遅れると絶対乗せてもらえないと書いてあったので必死。
途中でQRコードが表示されていないことに気付く。
どうやらスマホタブレットでは表示出来ないことがあるらしい。
調べたら、国際線はQRコードがないとダメなので、パソコンで表示されたものを印刷して持参きろと書いてあった。
そんなもの印刷してないし、万が一乗れなかったらどうしようとヒヤヒヤしたけど、無事に予約番号の入力でチェックインできた。
誰だよ、QRコードじゃないとダメって言ったの。
ただ、こんな風にヒヤヒヤするより、最初から印刷して行く方が良いと思う。
しかし、スマホで表示されないそのシステムそのものをどうにかしてもらいたい。
今の時代に、わざわざ印刷って…。



<保安検査場(行き)>
何か引っ掛かったらどうしようかと思ったけど、今回は何もなかった。
化粧ポーチのハサミも置いて来てたし、液体物もたぶん大丈夫な範囲におさえてあったけど、それでもちょっと心配だった。



<出国審査(行き)>
思ったより簡単だったし、特に何も聞かれたりしなかった。
混雑もないし(って言うか並んでもない)、めちゃくちゃスムーズ。



<フライト(行き)>
定刻より若干遅れたけど、許容範囲内。
3時間弱のフライトで、無事に台湾へ。



<入国審査(行き)>
めちゃくちゃ並ぶ。
30分は余裕で並んだ。
でも、特に何も問題なく、滞在日数聞かれることも、目的聞かれることもなかった。
シミュレーションしてたのに。



<両替>
空港の至るところにあったから、別に焦らなくて良かった。
手数料とか違うのかもしれないけど、あんまりよく分かってないので損したかどうかも分からない。
今回私は2万円を両替したけど、そんなに使わなかった。
結局、余らせるのも困るので最後にお土産いっぱい買った。



<MRT>
今回は全部MRTで移動。
空港から台北アリーナまでは、乗り換え1回。だいたい1時間ちょっとぐらい。
ガイドブックで見たら「24時間乗り放題切符」みたいなのがあったので、それを買おうと思ったら「空港線と市内の地下鉄は別会社なので、桃園空港駅では買えません」と言われた。
マジか。
別の会社なん。
全部「MRT」って書いてるから、一緒だと思ってた。
まぁ、よく考えたら、JRと地下鉄と南海と…みたいなもんなんかな?と思う。
ちなみに「これが欲しい」なんて流暢な英語で言うことはできなかったので、ガイドブック見て「これ!買いたい!」とうったえたら、日本語で書かれた紙出されて、「別の会社です」と説明された。



Wi-Fi
今回は特にレンタルはして行かなかった。
というのも、市内はフリーWi-Fiが飛んでるとガイドブックに書いてあったから。
空港のカウンターでフリーWi-Fiに登録もして、お姉さんに「良かったら写真撮ってください」って日本語で言われて、ログイン方法も教えてもらった。
ただ、空港ですぐに登録しなかったので、うまく登録ができず、結局外では使えなかった。
ホテルで登録の仕方を教えてもらおうとしたけど、フロントのお姉さんを散々困らせた挙げ句、最終的に「ホテルの携帯Wi-Fi貸し出せます!」って言われてそれを借りた。
ありがたい。
たぶん無料だったんだと思う。
壊したらお金払ってねって言われた。たぶん。



<気候>
雨模様だったのもあるのか、湿度が高くてムシムシした。
ホテルや電車はクーラーがききすぎてるぐらいで、ちょっと寒かった。
でも台北アリーナの中がめちゃくちゃ涼しくて快適!!!!
夏のライブで、この快適さは助かる!!!!



<食事>
大きなデパート的なところとか、空港とかの公共施設は、レストランも充実してるし、日本食も普通にいっぱいあった。
ただ今回すっかり頭になかったのが、コンビニ。
ファミマとかセブイレがいっぱいあるんだけど、商品はもちろん向こうのもの中心。
当たり前だけど。
日本のものも置いてはあったよ。
ビニール袋には入れてくれないし、温めてもくれないし、箸スプーンもつけてはくれなかった。
お願いすればもらえたのかもしれないけど、それを伝える語彙力が無かった。
コンビニと言われて、日本のコンビニを想像していると、あまりのギャップに驚くやつ。
ここまでが日本とあまり変わらなかったから、余計に「あぁ、そうか。海外やった」ってなった。



<観光>
公演後に、パンフレットでヨコヒナが行ってたマッサージのお店に(そこの店舗なのかは知らない)。
首肩+足湯足裏+全身のコースにしてもらって、ものすごーーーーーくスッキリ!!
受付のおばちゃんは日本語で説明してくれたし、料金もそんな高くない。
これだけしてもらって、1500NTDぐらい。
そしてマッサージ師のおっちゃんたちがおもしろい。
専属の人がいて、一人の人が全部のコースを担当してくれる。
私の担当だった人は、あんまりしゃべってはくれなかったけど、マッサージはさすがだった。
でもプロすぎるのか、所々片手でマッサージされたの知ってるからな。


<台湾の人>
行く先行く先、台湾の人はみんな優しかった。
空港で困ってたら係員の人がすぐに声かけてくれるし、電車に乗ってたら知らないお母さんに「雨降りそうだけど、傘ある?」って聞かれるし。
会場でも通路入った瞬間に「チケット見ましょうか!」って係員さん来るし、何よりどこに行ってもまず最初に「日本人?」って聞かれる。
あとは、席迷ってる人がいたんだけど、近くにいた台湾の方?が、「チケット見せて?その席はここですよ!」って教えてあげてた。
正直、日本ならスルーしてるところで、必ず声かけてくれるのが台湾って感じだったな。



<コンサート>
盛り上がりがすごい。
必要なところでちゃんと盛り上がる、エイトコールも大きい、みんながコンサートを楽しんでる。
振りも完璧だし、曲もイントロ鳴った瞬間に「この曲聞きたかったー!」みたいな感じで沸くのすごい楽しいやつやん。
そして皆さん日本語も分かるから、MCで日本語でも中国語でも理解できてて笑えてたのが羨ましかった。



<搭乗手続き(桃園)>
パスポート提出するだけで終わった。
荷物の重さも測られなかったし、個数も確認はされなかった。



<保安検査場(帰り)>
行きで大丈夫だったんだから、帰りも大丈夫なはず。
無事に通過。



<出国審査(帰り)>
そんなに混んでなかった。
割と簡単に通過。



<フライト(帰り)>
搭乗は日本よりも早くて、定刻より早くに全員揃いドアが閉まった。
ただ、滑走路が混んでいたようで、20分ぐらい離陸まで待ってた。
その間に眠くなって、離陸直後から爆睡。気付いたら日本上空。



<入国審査(帰り)>
特に何の問題もなく通過。
なぜか関税で今回の旅の目的を聞かれて、正直に「観光と、コンサート」と口走ってしまったぐらい。





■直前に決めることになった経緯

オフィシャルで申し込みするものの、さらっと落選。
その後、台湾での一般もあると聞くが、パスポート番号の登録が必要で断念(この時点ではまだパスポート未取得)
そもそも公式で落ちた時点で「15年応援してても、そんなもんなんやな…」って内心凹んでいたので、この時点で「なんとしても行く!」っていう気持ちにはならなかった。
そもそも、チケットも見つからないと思っていたので、探してもなかったし、飛行機やホテルの手配なんて考えもしなかった。
ただ、今後同じようなことにならないように、万が一の為に、パスポートだけは取得。
公演が近付くにつれ、何だかチケットのお譲りツイートをよく見るようになり、悩み始める。



■最終的に台湾行きを決めた理由
もちろん、行きたかったから。
それに尽きるんだけど。
でも、自分の中では「一人で」「海外」というハードルがかなり高かった。
最後は「なんとかなるやろ!」とみんなに背中を押してもらい、台湾行きを決意。
加えて、すでに台湾入りしている二人がいたのも心強かった。



■今回の旅で学んだこと
・ひとりで海外、意外となんとかなる
Peachでも全然平気
QRコードが表示されてなくても、予約番号が分かれば何とかなる
・液体の持ち込みは本当に厳しいようだ
・台湾の人はみんな優しい
・困ってる人を見かけたら、私も自分から声をかけられる人になろう
Wi-Fiはあった方が良い(ホテルで貸してもらえるならそれも確認しておくといい)
・ホテルのチェックインで使う単語ぐらいは覚えておけ
カップ麺の一つぐらい持っていってても良かったのかもしれない
・箸とスプーンはキャリーに入れておくべき
・日本の関税のお姉さんは優しい



■結論
行って良かった、台北アリーナ!!!!!!!!
それに尽きる!!!!!!!!